ものすごく、色々なテーマが渦巻く一冊。
「アンビエント」は"環境"。「ファインダビリティ」は"見つけられること"。
Webをインフラとした情報提供が簡単になった昨今、どんどんヒトの周りをとりまく情報は増えている。その中で、自分がほしいものにどう到達するのかは課題になる。そこへ投じられた一冊。
情報とは何か?見つける技術、はどうなっているか?情報をとりまく概念や理論が連綿と登場する。この目次を一覧しても、色々なレイヤーのキーワードが並んでいる。何かを提言しているというより、「ここまで」と「今」と「これから」をまとめた本だと思う。
本筋ではないところだが
"忘却"というような意味の「oblivion」と"楽園"というような意味の「paradise」は、英語の辞書では類義語だと本書の中に出てくる。一応英語を専攻としていた身としては、その文化的含む背景に非常に興味を持っている。そういう表現含めて、言語学というか、英語としても興味が持てたのに加えて、もちろんWebの技術についての言及もよくまとまっている。
概念的な話、技術の話、その他の話(表現)、何回か手にとって、そのたびに違うテーマで読めそうに思う。
「情報がある」とは、その情報が見つかったときに言える。見つけられない限り、単独で存在できない。ネットワークの中でしか存在できないという意味では、ヒトも同じ。「存在」とは、「モノ」ではなく「意味」なんだと改めて思った。

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